お気に入りのレインブーツを長く履き続けるために
突然ですが、せっかく買ったお気に入りのレインブーツ、きちんとお手入れしてますか?
「えっ?天然ゴムで出来ているレインブーツを、お手入れする必要なんかあるの?」と思っている人はいませんか?
いえいえ、天然ゴム製のレインブーツは手入れが不要なんてことはありません。
天然ゴムで出来たブーツだからこそ、雨で濡れたまま放置しておくと取り返しのつかないことになってしまうのです。
もう少し具体的に言うと、「天然ゴム」で作られているレインブーツは何もお手入れをしないでいると素材自体が劣化して、黄ばみ、硬化、ひび割れが発生します。
更にひどくなるとレインブーツの内側が嫌な臭いを放つなど、足を入れるのも遠慮したくなるような状態になりかねません。
またレインブーツが汚れてしまったからといって洗剤を使ってゴシゴシと力任せに洗い、おまけに直射日光に当てて乾かすなんてことをしていたらブーツを劣化させるだけです。
洗った後はきれいに見えますが、そのうち黄ばみが出てきたり日焼けが原因となって色が薄くなってしまいます。
こんな状態になったレインブーツを修復することはほとんど不可能ですので、そうなる前にしっかりとメンテナンスをしておくことが大切です。
というわけで、せっかく手に入れたお気に入りのレインブーツにこのようなトラブルを発生させないため、天然ゴム製レインブーツの保管方法やお手入れのポイントをご紹介したいと思います。
レインブーツの保管方法
・直射日光が当たる場所や暖房器具の近くには置かない。
・必ず風通しが良く湿気の少ない場所に保管する。
・レインブーツを保管する際は折り曲げたりせず真っ直ぐに立てた状態にする。
・レインブーツの内側が汗で湿っている場合は新聞紙や乾燥剤を利用して湿気を取り除く。
レインブーツのお手入れ方法
・汚れがひどくなってきたら濡れたタオル等で汚れを落として自然乾燥させる。
・レインブーツの内側を水洗いした際は、しっかりと乾かすこと。
・天然ゴムを保護するために時々ゴム専用のクリーナーを使用してケアする。
天然ゴムのケア剤には色々な種類がありますが、おすすめはドイツのCollonil(コロニル)が販売しているラバーブーツという商品です。
シリコンオイルと界面活性剤を配合しているコロニルの「ラバーブーツ」は、表面の汚れ落としはもちろんのこと、弾力性を保つ効果もあるので、レインブーツをひび割れから保護してくれます。
また、コロニルの「ラバーブーツ」はゴムに栄養を与える効果もあるため、レインブーツを購入したらすぐに使用するのもおすすめです。
事前にレインブーツをケア剤で保護しておくと汚れも落ちやすくなりますし、天然ゴムの劣化を防ぐことができますよ。
もちろん汚れがひどくなったときに使うだけでも十分に効果を発揮してくれます。
ちなみに使い方はとても簡単で、レインブーツにシュッとスプレーして乾いた布で拭くだけです。
参考までに、この商品の実際の効果が分かるレビューページを紹介します。使用前・使用後の比較写真を掲載してくれている方もいますので、「画像あり」のリンクをクリックしてご覧になってみてください。
レインブーツに白い粉がついた場合の対処法
ところで、きちんとお手入れをせずに保管していたレインブーツを久しぶりに箱から出してみたら白い粉がついていた。
なんて経験をしたことはありませんか?
この白い粉の正体は紫外線の影響によるゴムの劣化を防ぐためにレインブーツに加えられたワックスなんです。
天然ゴム製のレインブーツは時間が経過するとともに、どうしても表面にこの白い粉が表れてしまいます。
そんな真っ白状態になったレインブーツもコロニルの「ラバーブーツ」を使えばキレイな状態に蘇りますよ。
ちなみにコロニルの「ラバーブーツ」以外にもゴム用のクリーナーは発売されていますが、くれぐれも複数のメーカーのケア用品を併用しないでくださいね。
いくつものケア用品を併用しているとレインブーツの表面にくもりが現れる等の原因になりますのでご注意を。
なお、レインブーツは雨の日に履くものなので、ブーツの中はどうしても蒸れますよね。
特にレインブーツは水を通さない作りのため通気性が悪く、蒸れるという宿命には逆らえません。
そうなると、当然嫌な臭いが発生しやすくなります。
そんな臭い防止に最適なのが、炭草花ブーツキーパーです。
炭の力で湿気や臭いを抑えてくれる炭草花ブーツキーパーは、汗や湿気がこもりがちなレインブーツに最適ですし、型崩れの防止にもなります。
レインブーツの足蒸れ・臭い対策を、もっと詳しく調べたいという方は、こちらのページもご覧になってみてください。
⇒ レインブーツの足蒸れ対策!嫌な臭いを防ぐコツ